

ワコールが掲げる「世の女性に美しくなってもらうことによって、広く社会に寄与する」という目標。その実現に向けて「女性のからだを科学的に研究して、ものづくりに生かす」ため、1964年ワコール人間科学研究所は誕生しました。4歳から69歳まで、毎年約1,000人の女性の人体計測を行い、これまでに延べ40,000人以上のデータを収集してきました。中でも同じ女性を30年以上にわたって計測し、体型の変化を追った時系列データは、他に例を見ない貴重な財産です。これらの実測データや、計測中に発見した女性のからだに関する知識は、女性の「美しくありたい」という気持ちに応えるものづくりの大きなヒントになっています。

ワコール人間科学研究所の主な活動には、次のようなものがあります。
新製品のパフォーマンス計測
1/新製品の開発:「魅力的なコンセプトづくり」と、それを商品化する「ヒントになる人体情報」の収集。
2/製品評価研究:開発した新製品が「コンセプトで設定したとおりのパフォーマンス(機能)を発揮しているかどうか」を正確に測定する計測・評価方法の開発。
3/女性美の研究:プロポーションとボディ意識の関係を分析し、美しさを具体的なかたちや数値で表し、「ワコールが考えている女性美を誰もが簡単に理解できる」ような形にして提案しています。
例えば、日本女性の美しさの基準となる「ゴールデンプロポーション」、年代別の美しさを明らかにした「ビューティフルプロポーション」などがあります。

- 1964年
- 製品研究部を設置し、女性のからだの調査と分析を開始
- 1965年
- 日本人女性のための美の基準
「ゴールデンプロポーション」の発表
- 1971年
- 中央研究所を設立
- 1979年
- 年齢別の美しさを定義した「ビューティフルプロポーション」の発表
- 1984年
- 人体シルエットを統計的に分析する「シルエット分析装置」の開発
- 1986年
- 形状記憶合金使用のブラジャーを業界に先駆けて製品化
- 1990年
人体の立体形状を非接触で計測する「三次元計測装置」の導入
- 1991年
- スポーツ時の筋肉疲労軽減が期待できるコンディショニングウェア「CW-X」を開発
- 1992年
- 名称を「ワコール人間科学研究所」に改称
日本人女性の体形変化をとらえた「平成新人類」の発表
- 1995年
- 新しい美の基準「ゴールデンカノン」の発表
- 1999年
- 中国人女性の体格体型調査の発表
- 2000年
同一人物の加齢変化をもとにしたエイジング研究「スパイラルエイジング」の発表
- 2001年
- 「新世紀ティーンのからだと意識」の発表
- 2002年
- (有)ワコール中国人間科学研究所有限公司を上海に開設
- 2003年
- 現代マタニティ像の研究発表
- 2004年
- 現代女性のからだの現実(10年前と現在の20代のからだ)の研究発表
- 2005年
- 特別なエクササイズをしなくてもはいて歩けばヒップアップが期待できる「ヒップウォーカー」(女性用)を開発
- 2007年
はいて歩けば体脂肪の減少が期待できる男性用「クロスウォーカー」を開発
- 2008年
- 肩甲骨の柔軟性に着目したウェア「柔流」を開発
- 2010年
- 45年間の研究から導き出された加齢による体型変化についての研究 「からだのエイジングと美の法則」を発表
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